プリマハム ロゴ

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サプライチェーン・マネジメントを強化する
持続可能な原材料調達の実現

基本的な考え方

原材料や飼料調達のリスクを分散し、安定供給の実現と事業活動の継続を目指していきます。また、畜産業界においては調達先での環境負荷が高く、調達方針の策定や監査の方法などを検討していきます。

取り組み

●国内外への調達先の分散と信頼関係の強化 調達先を複数持つことは、最適な原料肉を選択できるだけでなく、災害や家畜伝染病など、また将来的には気候変動による原料肉の調達が止まってしまうカントリーリスクを避けられるというメリットもあります。当社グループは、食肉、ハム・ソーセージ、加工食品などの原料肉を世界各地から調達。豚肉はカナダ、アメリカ、デンマーク産、牛肉はアメリカ、オーストラリア産、鶏肉はブラジルとタイ産を中心に世界各国から輸入しています。

輸入原料肉については仕入れ担当者が直接出向き、現地サプライヤーと十分なコミュニケーションを図り、当社が要求する品質を満たした原料肉を仕入れるとともに、その国々の原料肉の特性をいかした調達をしていきます。一方の国産原料肉については、加工場を定期的に訪問し、品質管理体制や施設・設備の衛生管理、加工規格など独自の評価基準に基づいた品質チェックを実施。なかでも豚肉については高い資質を持った母豚の育成・種付け・分娩、肉豚の出荷に取り組んでいます。

プリマハムグループの主要な生産地および調達先

●仕入先企業に対する「取引先説明会」を継続開催 加工食品の仕入先にも当社の徹底した品質管理の考え方をご理解いただいたうえで意識を共有することが、品質問題の発生を未然に防ぐための有効な手段と考え、年1回商品の仕入先を対象とした「取引先説明会」を実施しています(2020年度のみ新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催なし)。食品衛生法改正によるHACCPに沿った衛生管理の制度化への対応について、仕入先に対する調査を実施し、各社の対応状況の進捗を確認しています。

また、品質管理の状況については、仕入先の国内および海外の工場を実査しています。対象となる工場では事前に自主点検を実施してもらったうえで、指摘および改善の指導や発生したクレーム改善状況を確認しました。