プリマハムグループでは従来、水使用量削減に向けて環境マネジメントシステムの枠組みで継続的な改善活動に取り組んできました。さらに2023年度の取締役会において、当社グループの事業運営にとって水資源は欠かせない存在であること、グローバルな環境社会からの要請などを踏まえ「水使用量の削減」を重要課題(マテリアリティ)に追加し、2030年度までの工場の水使用量3%削減(2021年度比、製造原単位ベース)を目標に取り組みを強化することを決定しました。
プリマハムグループ環境方針に従い水使用量の削減及び効率的利用を達成するため、以下の取り組みを実施しています。
取水・水使用量
| データ項目 | 範囲 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 重要課題 2030年目標 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 水ストレス地域における取水量※1 | 非常に高い(80%以上)(千m3) | ①連結 | ― | ― | 584 | 643 | 627 | ― | |
| 拠点数 | ①連結 | ― | ― | 2 | 2 | 2 | ― | ||
| 高い(40-80%)(千m3) | ①連結 | ― | ― | 0 | 0 | 0 | ― | ||
| 拠点数 | ①連結 | ― | ― | 0 | 0 | 0 | ― | ||
| やや高い(20-40%)(千m3) | ①連結 | ― | ― | 1,951 | 1,912 | 1,891 | ― | ||
| 拠点数 | ①連結 | ― | ― | 45 | 43 | 34 | ― | ||
| やや低い(10-20%)(千m3) | ①連結 | ― | ― | 1,868 | 1,814 | 1,850 | ― | ||
| 拠点数 | ①連結 | ― | ― | 71 | 69 | 63 | ― | ||
| 低い(10%以下)(千m3) | ①連結 | ― | ― | 1,193 | 1,344 | 1,411 | ― | ||
| 拠点数 | ①連結 | ― | ― | 33 | 37 | 37 | ― | ||
- ※1Aqueduct Water Risk Atlasを用いた分析
節水活動

プリマハム(株)の基盤工場である茨城工場では、製造工程において多くの水を使用しており、そのうち約98%を井水で賄っています。工場では水処理のためにろ過装置を設置しており、装置の性能維持のために定期的な逆洗作業が必要となります。この逆洗作業においても多くの水を使用している状況でした。 そこで、節水の観点から工場内の水使用箇所を精査した結果、逆洗作業の頻度やタイミングに着目しました。逆洗スケジュールを最適化することで、水使用量削減を実現しました。
洗浄方法の見直し
プライムデリカ(株)では、2023年度に床面清掃において適切な中性洗剤を選定して使用することで、床面の汚れがとれやすくなり、床面洗浄で使用する水使用量を削減しました。さらに、作業効率が上がり作業時間も削減することができました。また、機械で自動洗浄を行う際は手動でスイッチの入と切を行っていましたが、ボタンを押すとタイマーが起動し、自動にスイッチが止まるようにしたことで消し忘れ防止にも繋げました。
製造工程における継続的な改善
工場の生産現場では、洗浄前に設備や容器内に残る肉片を取り除く全社的な取り組みが、洗浄作業の効率化や洗浄用水の削減にもつながっております。さらに、運搬や移し替えの際に肉片などの落下を防ぐため、連続した直線ラインに組み替えるなど設備の配置を工夫しており、製造工程の向上にもつなげています。
水リスクの評価
水ストレス地域の評価には、世界資源研究所(World Resources Institute)が開発した評価 ツール「Aqueduct Floods」を利用し、 136拠点中1.47%にあたるタイの2拠点が高リスクと評価されております(2024年度評価時点)。特に当該拠点においては、継続的に使用水の削減に取り組みます。