コンプライアンス

基本的な考え方

当社グループは、経営理念および行動規範のなかで「『正直で基本に忠実』を旨とし、法令・社内規定などのルールを厳格に順守する」ことを掲げています。また、こうしたコンプライアンスについての考え方を周知徹底するため、小冊子「プリマハム行動規範-実践の手引き-」を作成しています。さらに、従業員のコンプライアンス意識醸成を目的として、毎年10月を「コンプライアンス強化月間」と位置づけ、トップメッセージの配信、各職場でのポスターの掲示やコンプライアンス勉強会の開催などにグループ全体で取り組んでいます。

また、グループ全従業員を対象とした「コンプライアンス意識調査」を定期的に実施し、コンプライアンス浸透状況の把握をするとともに、具体的な施策の実施に役立て、コンプライアンス体制の推進を図っています。

コンプライアンス推進体制

当社は、経営層を委員とする「コンプライアンス委員会」を定期的に開催しています。コンプライアンス委員会では、グループ内で発生したコンプライアンス事案への対応状況やコンプライアンス課題への対応状況の報告、今後の取り組み方針の決定など、コンプライアンスに関する重要事項を審議決定しています。

また、国内・海外グループ会社社長をコンプライアンス責任者として配置し、グループ全体でのコンプライアンス体制の推進を図っています。加えて、各社のコンプライアンス責任者が出席する「グループ会社コンプライアンス連絡協議会」も定期的に開催し、グループ内で発生したコンプライアンス事案への対応状況やグループ全体で取り組むコンプライアンス課題への対応について、グループ全体で共有しています。

おもな取り組み

社内意識の向上を目指す各種研修

コンプライアンス研修は法務部が、ハラスメント(パワハラ・セクハラ・マタハラ)防止研修は専任講師が、全国各地の事業所を訪問、また、配信動画やWeb会議システムも活用し、現場の業務内容を踏まえた説明・指導をしています。そのほか、新入社員研修や各階層別研修の実施、社内報への「コンプライアンス通信」の掲載などによって、コンプライアンス意識の啓発を図っています。

内部情報通報制度「ホットライン窓口」

当社グループの業務上の法令違反や社内規定違反、不正行為、重大な企業倫理違反などのコンプライアンス事案に対する相談・通報の受付窓口として「ホットライン窓口」を社内と社外に設置しています。特に、セクハラやパワハラなどのハラスメント事案には、専門の通報・相談窓口「PMSホットライン相談室」を設置しており、セクハラの相談については、この相談窓口にて女性担当者が電話やメールで直接相談・苦情を受ける体制をとっています。さらに、メンタルヘルスについては、外部の専門会社とも連携し、不調を抱えた従業員への迅速かつ組織的な対応をしています。

なお、各ホットライン窓口に寄せられる相談や通報は匿名でも可能としており、報告者のプライバシーを守り、不利益な扱いを受けることがないように配慮しています。また、ポスターの掲示、イントラネットでの周知、従業員携帯カードの配布を通して、従業員への「ホットライン窓口」の認知度や利用しやすさの向上を図っています。

ホットライン窓口

利用対象者がホットラインの4つの窓口のいずれかを利用すると、法務部長、コンプライアンス・総務担当の取締役に連絡が行きます

インサイダー取引防止策

インサイダー取引を防止するために、当社グループでは、年1回、「内部情報管理および内部者取引(インサイダー取引)規制に関する規定」に定められた内容を確認するよう通知しています。さらに、部長以上を全員、日本証券業協会が提供するデータベース「J-IRISS(ジェイ・アイリス)」に登録しています。このデータベースに登録しておくと証券会社が照合・確認でき、インサイダー取引を未然に防止できます。