持続可能な原材料調達

基本的な考え方

プリマハムグループは、「持続可能な原材料調達の実現」を重要課題(マテリアリティ)として特定し、仕入先原産国の拡大と商品ごとの複数購買体制の構築など、サプライチェーン全体での施策に取り組んでいます。また、取引先に対する価格や品質といった従来からの評価軸に、環境や人権といった観点も基準として追加し、サプライチェーン・マネジメントの強化を図っています。

おもな取り組み

世界各地のサプライヤーから原料肉を調達

プリマハムグループは、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ブラジルなど世界各地のサプライヤーからハム・ソーセージや食肉などの原料肉を調達しています。調達先の分散によって最適な原料肉を選べるのはもちろん、災害リスクや家畜の疾病リスク、そして将来的な気候変動のリスクに強いサプライチェーンの構築を目指しています。

2023年度は調達先を8カ国拡大するとともに、豚肉・牛肉・鶏肉といった商品ごとの複数購買体制の強化に取り組みました。海外調達にあたっては、仕入れ担当者が現地サプライヤーを直接訪問し、コミュニケーションを通じて信頼関係の構築を図りながら、当社が求める品質・規格の原料肉を仕入れています。また、国産の原料肉については当社独自の評価基準に基づき、加工場の品質管理体制や施設・設備の衛生管理状況、加工規格などを現地で定期的にチェックしています。

プリマハムグループの主要な生産地および調達先 (2024年10月現在)

世界のどの国から、牛肉や豚肉、鶏肉を調達しているかを示した図
日本のどの地域から、牛肉や豚肉、鶏肉を調達しているかを示した図