廃棄物排出量の削減

プリマハムグループは、「廃棄物排出量の削減」を重要課題(マテリアリティ)のひとつとして位置づけており、2022年度の取締役会で「2030年度までに廃棄物排出量(廃プラスチック・食品廃棄物)5%以上削減(2021年度比、製造原単位ベース)」および「リサイクル率(食品廃棄物、排出量ベース)98%以上」という目標を立てました。

廃棄物排出量については、製造原単位で削減目標を定め、事業拡大と両立可能な形で対策を推進しています。食品廃棄物に対しては、資源循環の取り組みを進めています。廃プラスチック削減に関しては当社由来のものはもとより、調達した原材料由来の廃プラスチックにも着目して議論しているところです。

また、近年は食品ロス削減のため、短時間・非加熱で菌を不活化する超高圧処理技術(HPP)などを用いて、賞味期限の延長を推進しています。

食品ロス削減

  • 匠の膳®ギフト

    食品を超高圧処理して菌を不活化する超高圧処理技術(HPP)で賞味期限を従来の35日から60日に長期化

    ギフト商品の匠の膳シリーズのハムやウインナーの写真
  • Stock Dish®ストックディッシュ

    常温保管が可能で賞味期限が180日と長く、備蓄をしながら少しずつ消費するローリングストックにも最適なシリーズ

    ストックディッシュシリーズのガパオのパッケージ写真

製造工程における継続的な改善

工場の生産現場では、生産品目の切り替え時の設備洗浄で排出される肉片や生産ラインから外れた肉片などの食品廃棄物を少しでも削減できるよう、品目の切り替えの最少化に向けて生産計画を工夫するなど継続して改善に取り組んでいます。さらに、運搬や移し替えの際に肉片などの落下を防ぐため、連続した直線ラインに組み替えるなど設備の配置を工夫しており、製造歩留まりの向上にもつなげています。

資源循環の取り組み

プリマハムグループでは、事業から発生する廃棄物を他社と連携し、再活用する取り組みを行っています。

鹿児島工場

鹿児島工場で生産している香薰®あらびきポークの生産過程で月間約3トン発生する燻製チップかすを活用するため、地元のリサイクル業者である(株)新興エコと連携し、同社が運営する農場で高菜生産の堆肥として再利用する取り組みを開始しました。生産された高菜は、地元の漬物業者によって加工され、その後、地域の小売店で販売されています。

太平洋ブリーディング

養豚で発生する排せつ物は、適切な浄化管理と堆肥処理を行うことで環境への影響を極小化することができます。当社グループである太平洋ブリーディング㈱では農場内で作られた堆肥を農業に役立てる取り組みを推進しています。宮城農場では、養豚で発生した堆肥は近隣の水稲農家を中心に使用され、飼料用米などの栽培に活用いただいています。近隣農家の要望を受け、堆肥をペレット化する取り組みも自社で行っています。また、堆肥を活用して生産された飼料用米を養豚の配合飼料として積極的に取り入れることで資源の循環を実現しています。さらに、他企業から排出された木くずやコーヒーかすなどを堆肥に配合することで、土壌にとっても有効な成分が増え、土壌改良にもつながります。こうした耕畜連携の取り組みに賛同していただいている地域農家は増えており、これからも地域における資源の有効活用に取り組んでいくとともに、地域産業の発展に貢献していきます。

プライムデリカ

当社グループであるプライムデリカ(株)、JFEエンジニアリング(株)が100%出資する新電力子会社であるアーバンエナジー(株)、JFEエンジニアリンググループでリサイクル事業を手掛けるJ&T環境株式会社の子会社である福岡バイオフードリサイクル(株)、(株)ガイアドリームの4社での連携による、食品とエネルギーの循環型モデルの構築に向けた取り組みを、2026年1月よりプライムデリカ宗像工場において開始しました。
宗像工場で発生した食品廃棄物は、ガイアドリームが搬送コーディネートを行い、福岡バイオフードリサイクルへ運ばれ、メタン発酵、バイオガス発電によって電力へと生まれ変わります。この電力をアーバンエナジーが買い取り、宗像工場へ供給することで、資源循環のループを実現します。さらに、使用電力量に対して再生可能エネルギー指定の非化石証書を活用した電力プラン「ゼロエミプラン®」※を導入することで、CO2実質排出量ゼロを実現します。

  • 「ゼロエミプラン®」
    事業者の使用電力量全量に再生可能エネルギー指定ありの非化石証書等を組み合わせることで、調整後CO2排出係数0で実質的に再生可能エネルギー100%の電気を供給するプラン。