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Project
Story 01
プロジェクトストーリー

誕生から四半世紀。
『香薫®あらびきポーク』の
チャレンジとは

プリマハムの看板商品の一つである『香薫®あらびきポーク』。しかし、その歩みは決して順調ではありませんでした。
紆余曲折の道のりを経て現在の売上パック数No.1のシェアを獲得するまでに、どんな闘いがあったのでしょうか。
マーケティング本部商品企画部の藤井雅実(2009年入社)が振り返ります。

他社には真似できない独自の価値に、
ヒットへの確信はあった

「『香薫®あらびきポーク』が誕生したのは2002年。実はそれ以来10年間、市場への浸透は非常に緩やかなものでした」(藤井談・以下同)
独自の製法による11種類の挽きたてスパイスや桜スモークの香りが特徴的な『香薫®あらびきポーク』。他社が簡単に真似できない独自の特長が、最大の強みです。
しかし、ハム・ウインナー市場は激戦区です。大きな期待を背負ってデビューした『香薫®あらびきポーク』は、市場において後発だったこともあって、長く苦戦を強いられました。
そんな状況に変化の兆しが見えてきたのは2011年のこと。初めてのテレビCMが一つのきっかけとなりました。
CMによって一定の知名度を獲得後、そこに弾みをつけることになったのがとあるテレビバラエティでした。人気テレビ番組のランキングコーナー内で行われた「朝ごはん総選挙」お肉部門において、『香薫®あらびきポーク』が見事1位を獲得したのです。これは決して演出などではなく、独自の香りや味、そしてパリッとした食感といった商品本来の力が、純粋に評価された結果でした。これによって『香薫®あらびきポーク』はさらに消費者に浸透し、売上の成長スピードは一気に加速していきました。

「“香”は挽きたてスパイスを、“薫”は桜スモークを表しています。同じ意味の漢字を二つ重ねたネーミングをあえて採用したのも、商品に対する強い思い入れと自信の表れでした」

いつかヒットする日を確信し、この価値が広く認められる時が必ず来ると、社内関係者の胸には揺るぎない自信が宿っていました。

香薫 香薫

新たな消費者の開拓に成功

「テレビCMをきっかけに売上が伸び始めた『香薫®あらびきポーク』。ブランドの飛躍をさらに確かなものにしたのは、2016年のことです。きっかけは、茨城工場のリニューアルを記念して投入した『香薫®あらびきポーク 大袋』です。」

それまで主流だったのは、スーパーの店頭で最もよく見かける「2個束」の商品でした。これに対して『大袋』は、圧倒的なボリューム感を備えた、新しいスタイルの商品として誕生したのです。この『大袋』は、「まとめ買いをしてストックしておきたい」「毎日食べるので大容量が便利」というお客様のニーズを捉え、予想を遥かに上回る大ヒットを記録しました。
大きな袋に大量に入っているお得感と、毎日ウインナーを食べる人にとっては特に便利ということが、ヒットの理由でした。
「素晴らしいのは、『大袋』がヒットしても、主力である2個束の支持が揺るがなかった点です。大袋の発売は、既存商品のシェアを奪うのではなく、ウインナーを日常的に食べる新しい層の開拓に成功しました。結果として、ブランド全体の存在感をさらに高めることができました。」
その後も順調に『香薫®あらびきポーク』は売上を伸ばします。
2018年の俳優起用や2023年のお笑い芸人起用など、戦略的なCM展開を継続してきました。

2026年春に開催された新CM発表会では、新たなCMタレントをお披露目するとともに、当社会長がこれまでの歩みを回顧。「2025年の売上は発売当初の約7倍にまで成長した」と実績を振り返り、目を細める場面もありました。

香薫® 2002 発売開始 初のTVCM 2016新工場記念ジッパー付大袋発売 2018俳優 CM起用 2023お笑い芸人 CM起用 2025新CM放映!

※出所:当社実績(2002年度~2025年度 各4月~3月計、売上数量(t)ベース)より 
※2026年度数値は当社目標値

チャレンジャーとしてNo.1製品に挑む

『香薫®あらびきポーク』の売上が大きく伸長したのは2016年以降。今では売上パック数でシェア1位を維持する、プリマハムを代表する製品にまで育ちました。

「ウインナー市場には長年トップシェアを堅持してきた競合商品があります。『香薫®あらびきポーク』は発売から24年たって、ようやくチャレンジャーとしてトップの位置を狙えるところまで来ました」
『香薫®あらびきポーク』ブランドを名実ともに「No.1」に──。それが現在の至上命題となっています。
人気俳優の新CMもその一手。市場分析に基づき、ブランドの最大の強みである「かおり」という原点に改めてフォーカス。新CMではその魅力を最大限に引き出す演出を取り入れ、消費者の感性に訴えかける展開を行っています。
また、香薫キャラクターの「あらびき星人 ソップリン」の魅力も最大限活用。これまで様々なグッズが企画されてきましたが、今後はより戦略的にキャラクターの魅力を推しだすためのグッズ展開を行っていきます。
5月9日(香薫の日)より、キャラクターサイトを開設するとともに、プリマハム公式キャラクターグッズの販売を開始しました。さらに、同日に開催したファンイベントには香薫キャラクター「ソップリン」が登場。
キャラクターグッズが当たるクイズを実施するなど、香薫ファンの皆様をもてなしました。

「このイベントはキャンペーンで当選された方だけが参加できるものです。だから集まるのは、非常にコアな香薫ファン。まるでアイドルのイベントのようにお手製のうちわを持参される方もいて、『香薫®あらびきポーク』がお客様に心から愛されていることを改めて実感しました。」

トップを目指し、あらゆる手を打っていく

この挑戦を支えているのが、藤井の所属するマーケティング本部です。調査・分析から商品企画、プロモーションまでを一つの部署でワンストップで担う体制が整ったことで、これまで以上により強力な施策を打ち出せるようになりました。この体制にも『香薫®あらびきポーク』をNo.1に押し上げようとするプリマハムの強い意志が表れています。

香りのよさや食感などの魅力に加え、コストパフォーマンスのよさも消費者から高く支持される理由だと考えています。知名度は十分。今後は「テレビCMを見たり、店頭で見かけたりしたことはあるが、まだ食べたことがない」という層に向けたプロモーションにも力を入れる考えです。
また、ライフスタイルの変化に伴い、朝食やお弁当におけるウインナーの役割も多様化してきています。例えば、「朝食のあり方」そのものを見直していただくような提案や、お弁当市場へのさらなるアプローチに加え、夕食のメイン・おつまみとしての活用など、一日のあらゆる時間帯でお客様に想起していただけるような検討を重ねています。

「『香薫®あらびきポーク』が誕生したとき、私はまだ高校生でした。それが今ではプリマハムの看板商品にまで育ったことには、感慨深いものがあります。企画担当であることは非常に光栄ですが、歴史ある当社のメインブランドであるだけに、それ以上にプレッシャーも大きいのが本音です。現在、おかげさまでパック数ではNo.1を獲得していますが、次は売上シェアでも正真正銘の頂点に立ち、名実ともにNo.1の栄光を勝ち取りたいと考えています。」

※出典:インテージSCI(15-79歳) 畜肉ソーセージ市場 全国2025年4月~2026年3月 累計購買個数 
※対象商品:『香薫®あらびきポーク』2個束(4902586 246062)

Project Flow新CM放映プロジェクトの流れ

  • 消費者調査、
    市場分析
  • 商品の
    コア価値確認
  • CMでの
    訴求ポイント選定
  • CM制作