食の安全・環境保全関連商品

生ゴミ処理用微生物

わが国の食品産業における2010年度に発生した食品廃棄物は、2,086万トンになります(農林水産省資料より)。
近年、食品リサイクル法の施行や環境への関心の高まりから、食品廃棄物の発生抑制や減量化、
および再生利用に向けた数々の取り組みが行われています。

食品廃棄物を減量化および再生利用する技術の一つとして微生物による分解処理(バイオ式生ごみ処理)があります。
この技術は、自然界で分解者として働く微生物を利用していることから、「省エネで環境に優しい手法」
であると言うことができます。しかし、食品廃棄物の中でもたんぱく質や脂肪分を多く含む食肉や食肉製品といった
動物性残さを微生物により長期間、効率よく分解することは、これまで難しい課題でした。

プリマハム㈱基礎研究所では、日本各地の土壌や堆肥から動植物性残さを分解する能力の高い微生物を新たに見つけ出し、
商品化することに成功しました。

特長

生ゴミ処理用微生物には「液体」と「粉体」があります。お客様の用途に合わせて、ご利用ください。

  • たんぱく質や脂肪の分解能力が高い
  • 処理過程で蓄積する塩分やpHなどの環境変化に強い
  • 発育できる温度帯が広い
  • 生ゴミ処理用微生物
    「生ゴミ処理用微生物」

『生ゴミ処理用微生物』と市販の微生物による動物性残渣を多く含む生ゴミ(700g/日)の分解能力を比較評価しました。
その結果、『生ゴミ処理用微生物』を添加した試験区において60日の間、減量化率(生ゴミを分解する能力)は
85%以上を維持し、市販の微生物よりも分解能力が高いことが確認されました。

現在、『生ゴミ処理用微生物』は、大手生ゴミ処理装置メーカー様で処理用装置に添加する微生物資材として
ご利用頂いております。

  • 生ゴミ分解試験の結果
    生ゴミ分解試験の結果

連絡先:プリマハム株式会社 基礎研究所 環境保全研究グループ

〒300-0841 茨城県土浦市中向原635
Tel:029-842-4333
Fax:029-842-5216