食の安全・環境保全関連商品

排水処理用 油脂分解微生物

排水中に含まれる油脂の分解処理は非常に困難であり、
浄化槽やグリーストラップに油脂が溜まると悪臭や虫の発生、排水管の詰まりといった問題を引き起こします。
このような油脂を取り除く方法としては加圧浮上などによる物理的除去が一般的ですが、
微生物によって分解する生物学的な処理方法も行われてきました。

しかし、従来からこの目的で使われている微生物は油脂の分解能力が弱く、排水の温度低下や排水に含まれる油脂の種類に
よっては分解活性が低下するといった問題がありました。

プリマハム㈱基礎研究所では、日本各地の土壌や浄化槽施設などから動物性および植物性油脂の分解力が強く、
また気温や水質の影響を受けにくい微生物を新たに見つけ出し、商品化することに成功しました。

特長

排水処理用 油脂分解微生物は「液体」の形状での販売となります。

  • 動物性や植物性油脂の分解能力が強い
  • 発育できる温度帯が広い(特に低温下で発育可)
  • pHなどの排水中の環境変化に強い
  • 排水処理用 油脂分解微生物
    排水処理用 油脂分解微生物

油脂200mg/Lを含む排水を用いて、『排水処理用 油脂分解微生物』と市販の微生物による油脂分解能力を比較評価しました。
その結果、『排水処理用 油脂分解微生物』を添加した排水では48時間処理により約90%の油脂を分解し、
市販の微生物に比べて高い油脂分解力が確認されました。排水処理メンテナンス業者様などにご利用頂いております。

  • 油脂分解試験の結果
    油脂分解試験の結果

連絡先:プリマハム株式会社 基礎研究所 環境保全研究グループ

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Tel:029-842-4333
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