5月は夏本番前とはいえ、外を歩けば汗ばむような日差し。当然、紫外線も増えてきます。
肌の露出も増えるこの時期からしっかり紫外線対策をして、肌を守ることを意識してみませんか?
帽子やアームカバーを活用したり、日焼け止めをこまめに塗ることも大切。加えて、食事にもこだわると、体の中からキレイになれるので理想的です!
紫外線対策として効果が期待できる食材はいろいろありますが、今回は「抗酸化作用に優れた野菜」に注目してオススメを紹介します。
1トマトのリコピンには強い抗酸化作用がある
まずオススメなのは「トマト」です。
トマトにはリコピンと呼ばれる成分が含まれています。
リコピンの魅力は強い抗酸化作用。紫外線を受けると肌の細胞の中で活性酸素が発生し、それが肌の老化の原因と作ります。リコピンの抗酸化作用により活性酸素を除去できれば、肌の潤いやハリをキープすることにつながります。
リコピンを効果的に吸収するには、オイルで加熱することがいいといわれています。使うオイルは、同じく抗酸化作用が期待されているオリーブオイルがいいですね。
■参考レシピ

丸ごとトマトのイタリアンサラダチキン
2ビタミンACEも抗酸化作用アリ!パプリカの中でも赤を選ぼう
リコピンと同じく、ビタミンACEも優れた抗酸化作用を持ち、紫外線対策として積極的に摂りたい栄養素です。
ビタミンACEが摂れる食材として注目したいのは「パプリカ」。特に赤パプリカがオススメです。
文部科学省の食品データベースで調べてみると、100gあたりの含有量は
・βカロテン(体内でビタミンAに変換される)
赤パプリカは黄パプリカの約5.9倍
・ビタミンE(α-トコフェロール)
赤パプリカは黄パプリカの1.8倍
となっています。
ビタミンC含有量は、100gあたりでは赤パプリカ170㎎、黄パプリカ150㎎と大きな差はありません。
もう一つ特徴として、パプリカのビタミンCは熱で壊れにくいことがあります。βカロテンもビタミンEも油と一緒に摂取することで吸収率が高まるので、炒め物としてパプリカを食べると抗酸化作用を高められそうです。
■参考レシピ

厚切りベーコンと小松菜・パプリカの炒め物
3皮ごと食べて抗酸化作用アップ!さつまいも
さつまいもには、ビタミンCが豊富に含まれています。熱に弱いビタミンCですが、さつまいもの場合は、デンプンに守られているため加熱しても壊れにくいという特徴があります。
また、紫色の皮にはポリフェノールが含まれています。さつまいもを皮ごと食べることで、抗酸化作用を持つビタミンCもポリフェノールも同時に摂ることができます。
食事でいただいてもいいですし、さつまいもならふかしておけばおやつにもなりますね。子どもへの紫外線の影響が気になる場合は、この時期のおやつに取り入れてみてはいかがでしょうか。
■参考レシピ

さつまいもとベーコンのみそチーズ焼き
上記の野菜以外にも、抗酸化作用がある栄養素を含むものはたくさんあります。野菜を積極的に食べることで、汗で失われたミネラルも補給できます。夏もキレイで元気に過ごすために、野菜を美味しくいただきたいですね!