肉の栄養学

健康な体のために欠かせない食べ物Ⅱ

生活習慣や年齢も考慮して

運動量の多いアスリートたちはトレーニングによって筋肉の分解が進むため、肉などをしっかり摂ることが大切です。

アスリートたちについては、何となく想像がつくかと思いますが、実は活動量が極端に少ない高齢者の方たちもしっかりとたんぱく質を摂ることが大切です。

運動量が少ないと、たんぱく質の利用効率が下がります。そのため、活動量が極端に少ないお年寄りは普通の活動量の人よりもお肉など良質なたんぱく質を摂ることを意識する必要があります。

たんぱく質不足が続くと、骨が弱くなったり体力の低下につながります。お年寄りの方々は噛むことが難しい場合も多いので、ひき肉や、スライスされたお肉を刻んで利用されるといいでしょう。

目的によって部位を上手に利用

お肉は、その部位によって含んでいる物の量が異なります。
例えば、お肌のハリや関節に関係しているコラーゲンは骨や骨の周り、また、皮に多く含まれています。その為、コラーゲンを摂りたい場合は骨付き肉や皮付きのお肉を調理するとよいでしょう。

鉄分をたくさん摂りたいときは、赤身肉がおすすめです。
また、コレステロールが気になる場合も脂の少ない赤身肉を選びましょう。目に見える脂を取ってしまうというのもおすすめです。

ひき肉は細かく切られているため旨みが外に出やすく、淡白な食材と一緒に調理すると味に深みが出ます。

また、筋や骨付きの部位も旨みが出るので、煮物などにするとよいだし汁が出ます。

管理栄養士 徳久尚子